ナチュラルイオン洗顔ジェルはとてもシンプル、そしてサスティナブル
前回は、お顔の汚れは角栓や皮脂が大部分を占めており、角栓は剥がれ落ちた古い角質(たんぱく質)で、たんぱく質と皮脂の両方にアプローチする洗顔料が必要であり、一般的な洗顔料の合成界面活性剤では、たんぱく質汚れが落ちないとのお話をしました。
では、「ナチュラルイオン洗顔ジェル」は、その両方の汚れを落とすことが可能なのか?
はい。バッチリ違いが分かります(笑
その理由を書きたいと思います。
その前に、洗浄といえば今は科学的に作られる合成界面活性剤が主流ですが、昔はどのようなもので洗浄していたのか、今も昔もたんぱく質汚れや皮脂汚れはありますので、とても興味深いところですよね。
実は昔の人々は、アルカリ性がたんぱく質を分解して落とすことを知っていました。
最も古いもので、紀元前3000年ころにはエジプトで天然ソーダが使われていました。
天然ソーダとは自然界にできた資源、炭酸ナトリウムの鉱石で、それを水と混ぜると加水分解されてアルカリ性の水溶液になるのです。
その天然ソーダで古代エジプト人は洗濯をしていました。
日本では古事記や万葉集でムクロジの果皮など、植物の浸出液を使っていたと記されています。
これは界面活性剤の役割を果たすサポニンを利用したものですが、サポニンは主に植物から抽出されます。
では、そのアルカリ性はどのようにしてできるのでしょうか?
これは、中学校の科学で習いましたが、水溶液中で電気分解で電離した「イオン」で決まるのです。
水を電気分解すると⇒H₂O→H⁺+OH‐
水酸化物イオン(OH‐)が含まれていれば⇒アルカリ性
水素イオン(H⁺)が含まれていれば⇒酸性
少し難しくなるかも知れませんがご参考までに
このアルカリ性になる水酸化物イオンとナトリウムイオン(塩)がくっついたものが水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)といって、石鹸の元となる強アルカリ性の劇物です。
塩酸に対抗できる唯一無二の化学物質です。
また、アルカリは固体や気体もありますので、それらが酸と中和反応することから塩基とも言われます。
アルカリ性は水溶液中での反応であり、塩基の方が領域が広いのですね。
この塩基の炭酸水素塩というものが重曹で、重曹は炭酸水素ナトリウムと呼びます。
重曹⇒NHCO₃
その重曹水を電気分解すると陰極に発生するのが 炭酸イオン(CO₃²‐)、炭酸水素イオン(HCO₃‐)、そして水酸化物イオン(OH-)の3種類の陰イオンです。
(称して重曹イオン水です。)
「ナチュラルイオン洗顔ジェル」の主成分はこの重曹イオン水の3種類の陰イオンなのです。
この3種類の陰イオン(弱アルカリ性)が皮脂や汗(酸性成分)を中和反応で落とします。
そして、合成界面活性剤では落としきることができないたんぱく質汚れもアルカリ性の作用で分解し落とします。
では、アルカリ電解水ですべて完結するのではないのか。と思われるかもしれ知れませんが、やはりそれだけではスッキリ感がなく、皮脂汚れ(いわゆるベタつき)が残ります。
そこで、他の界面活性剤が必要となってくるのです。
従来の洗顔料には、2,3種類の合成界面活性剤が含まれており、ビルダーといわれる洗浄力を増強する助剤が配合されています。商品の特長によって更に様々な添加物が入っています。
ですから、商品成分をみると物凄い数の添加物やら助剤、保湿剤、防腐剤などが入っていますよね。
ですが、「ナチュラルイオン洗顔ジェル」の洗浄成分は重曹イオン水と植物から抽出された天然の界面活性剤、ユッカシジゲラのサポニンだけです。(これで、特許取得しました)
以上が洗浄成分の全てです。とてもシンプルであることがご理解いただけますと幸いです。
■■サスティナブルな重曹■■
重曹は無機物なので、土中や水中の微生物で分解する必要がなく二酸化炭素の排出もありません。
<水質汚染のBOD・COD(消費する酸素量)値がない>
また、環境ホルモンもないので自然界にもとても優しく、まさしくサスティナブルな重曹です。
そして、配合している他の成分も必要最低限のものしか入っていません。
とろみを付けるための増粘剤と保湿を与えるグセリンと加水分解シルク。
さらに、今注目の乳酸菌を配合しています。
乳酸菌??と思われると思いますが、乳酸菌には皮膚の悪玉菌の生成を抑制する作用があり、美肌作りにはとても大切なものなのです。
このお話はまた後日、述べたいと思います。
重曹はとても安定した成分なので、pH調整剤なども要りませんし、「ナチュラルイオン洗顔ジェル」は防腐剤も植物で作られた成分を配合しているため、本当の意味での「無添加」なのです。
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エビデンスが重要視されますので、今回は長々と説明をさせていただきました。
乾燥はお肌にとっては大敵。
乾燥知らずのお肌は、年齢を重ねても潤いがあり化粧のノリも良く、小じわが少ないですよね。
長い文章となりましたが、最後までお読みくださりありがとうございました。