シルクが肌にも髪にも良い理由
ナチュラルイオン洗顔ジェルのこだわり成分の一つ、『加水分解シルク』について書きたいと思います。
皆さんは、シルクといえばどのようなイメージでしょうか?
肌触りが良くて、夏は涼しく、冬は暖か、美しい光沢があって高価なもの。と布や衣類としてイメージが強いのではないでしょうか?
ご存じだとは思いますが、シルクは肌や髪にもとても良いものです。
しかしながら、お肌に良いシルクですが、水に溶解しないのでそのまま化粧品に使用することはできません。
ですから
シルク > シルクプロテイン(ペプチド) > 加水分解シルク(アミノ酸) と分子の大きさを小さくしていく必要があるのですね。
※ペプチド・・・2~20コのアミノ酸が結合したもの
加水分解シルクは通常の加水分解(化合物と水を反応させる)と違い、分子量を小さくするために、酸やアルカリなどで小さく分解させたもので、4つのアミノ酸で構成されています。
その中でもグリシンとセリンが有名ですが、この2種類が肌の保湿成分、天然保湿因子(NMF)の40%を占めるアミノ酸なのです。
(アミノ酸以外に、ミネラル、ピロリトシプルボン酸、乳酸ナトリウム塩などで保湿されているとのことです。)
また、ヘアケア商品に使われていることが多く、なぜなら髪の質を決めるキューティクル内部のコルテックス(ペプチドのタンパク質)にまで浸透しますので、しっかりと結合して髪にハリやコシ、光沢が出るからです。
髪の内部にまで浸透する訳ですから、肌にも当然浸透します。
とても、吸着性や浸透性に優れているアミノ酸ですね。
細胞間脂質とは、例えればレンガとレンガの間にあるセメントみたいなイメージです。
そこには脂やセラミド、コレステロールがあり、水分を維持しているのですが、乾燥肌の方や敏感肌の方は、その部分を合成界面活性剤で破壊されているのでトラブルが起こっているのです。
そうなんです!合成界面活性剤は皮脂バリアを破壊し、細胞間脂質にまで浸透します。
このような背景から、肌荒れやバリア機能の低下などによって角層の水分量が低下している場合に、皮膚表面に水分を含んだ膜を形成し、皮膚の水分蒸散を防止することや角層水分量を増加させるのに加水分解シルクが注目されています。
なぜならば、シルク成分のフィブロインが人間の皮膚の保湿成分NMF(NaturalMoisturizingFactor:皮膚の水分保持・吸収成分)に組成が最も似ているといわれるタンパク質で、人工皮膚に使われているほどなのです。
ですから、肌の修復には欠かせないものだといえます。
そのような優れた加水分解シルクを洗顔ジェルに配合しています。
合成界面活性剤を一切使用せず、洗顔しながらお肌を整えていく『ナチュラルイオン洗顔ジェル』です。